クレバス1
氷河・・・・・・・・・・・。私達は氷河について学校で習っただろうか?
氷河とは何か?どうして出来るのか?
 有史前のフランスには、モンブラン山群から始まった氷河がリヨン、バランスを経て300キロは離れた南フランスのオレンジまで続いていた。モレーン上に生活していた狩猟民族はトナカイやマーモットを獲って生活していた。ということは、今のローヌ河はオレンジまで氷河だったということで、フランスの大都市リヨンは、氷の下だったかもしれない・・・・・・・・。
氷河はどうして出来るのか?
  • 緯度の高い所ほど気温は下がる。100キロ北に遡るごとに1度気温が下がるといわれている。
  • 標高100メートル上がるごとに0.6〜0.7℃気温が下がるといわれている
ということで北海道よりも緯度の高い標高が3300〜4000メートルを越す高山では夏でも結構雪が降るし、4000メートルを超えると夏でも融けることはないが、太陽光線によって結晶変化した雪の層にさらに降った雪の重みで雪から氷に変化してゆく。これが高山から押し出されて流れ出しているものが氷河となる。ここで大切なことは、氷河は流れているということだ。流れる時通過する地形によって抵抗が変わり引っ張られたりひずんだりして、亀裂ができてアルピニストの大敵のクレバス、セラックや日本ではベルグ・シュルンド(山側亀裂)といっているリメができる。岩のほうはけずられ、押し出されてモレーンができる。
 ということは、これらが発生する場所は下の地形によって決まってくる。つまりいつも同じところに出来るといえる。スイスのある氷河の真っ只中、吹雪でホワイトアウトになり、自分の現在位置が分からなくなった時、遭遇したクレバス2点を高度計とコンパスの角度で2万5千分の1の地図上のクレバス記号と照合して自分の現在位置を知ることができたことがあるくらい、発生する場所は同じだ。
 バレブランシュの育成期地帯に出来るクレバスは250メートルくらいの厚さがあるといわれている。事実はどうなのか私にもよくわからないが、とにかく落ち込んだら40や50メートルのザイルではどうにもならない深さのクレバスがいたるところにあることだけは間違いない。
クレバス成因図縦1つづく


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